漁師の早川丸さんが見本を見せてくれました。何十年ぶりだと言ってましたが、そこはどうして、さすがは早川さん。ため息が出てしまいました。我々が、このぐらい漕げるようになるまでには、後、何年かかることやら。
1月12日には東京のお台場に運んで艪をこぎます。
海苔をやっているので、ノリ柵と和船という絵ができる予定です。
乙鞆丸で海苔摘み取りをやる予定です。
う~ん、こうなるとノリベカもほしくなりますね。
「杉」:敷板、棚板等に使用。乙鞆丸では80年ものの赤みがかった美しい材を使用しています。
敷:四枚接ぎをはじめとする構造船に用いられる船底材。シキにミヨシ、トダテを付け、シタダナ、ウワダナを接合することで船体を構成し、補強のために、フナバリまたはアバラを船体に装着する。
棚板:シキやムダマに接合される舷側板のことを棚板という。また、カイグ、カイゴと呼ばれる。シキに接合する舷側板をシタダナ、シタダナに接合するのをウワダナという。シタダナとウワダナの間にもう1枚タナイタを入れる場合があり、これをナカダナという。ムダマハギの場合、ムダマに接合される舷側板をウワダナという。
「檜」:船首材(ミヨシ)、スパントウ(フレーム)を造る材料。
材は辺材と心材の差が少なく、淡黄白色、心材は淡紅色から淡黄褐色、年輪明瞭、木目が少なく辺材は細かく緻密。光沢、香気あり美麗、高雅、比重は0.44で加工しやすく、狂いにくい。耐久性が強く腐らず、長期(1500年)の使用にも耐え、強度も落ちない。
「梓」:艪を造る材料。
落葉高木。中国原産。日本では古くから植栽され、「キササゲ」と「アズサ」は同一視されている。桐に似て大きな葉を対生または三個輪生する。露の頃、枝の先に円錐花序をつくって淡黄色の花をたくさんつける。材は白色で刻字、下駄等に使用される。梓人とは棟梁を意味し、中国では百木の長とせられている。鎌倉の美術館の中庭で見られるそうです。(引用:木偏百樹)
元気いっぱいにいれしそうな、本牧の元漁師の落合さん。
落合さんの指導はなかなかいいです。教え方もうまいし、うまくフォローしてくれます。
子どもたちのほうがのみこみも早いようです。
本牧の元漁師、落合さんにいただきました。艪の受けの部分です。艪が痛まないように、受けの部分が消耗するようになっています。今回の和船の艪は東北地方で使用する「アズサ」という木(重くて沈みます)を使用していますが、かつての東京湾では艪が「シラガシ」、受けは「アカガシ」を使用していたそうです。受けは、自分で削りだして作るのだそうで、落合さんから鉈まで貰ってしまいましたが・・・・。
釘穴が緑色に染められています。完成後は、柿渋を塗るのだそうですが、木目が浮き上がるように茶色がかり、緑色の釘穴が並ぶことを想像すると、きっと美しいだろうなと、ワクワクします。
美しいスギ材です。80年ものだそうです。これを曲げるときに火を使うと簡単だそうですが、木が美しくなくなるので、そのまま曲げるそうです。曲げて、捻るんですからすごいことです。しかも、両側とも同じに・・・。
31.古い艪です。本来は、艪をつくる大工は別なのですが、今はいなくなってしまったため、漁師から古い艪を貰ってきて、棟梁がチューンアップして使えるようにしているそうです。
東北では、あずさの木を使用しています。
53.畠山さんが植林している山も見学に行きました。もう、植えるところがないぐらい植林をしたそうです。定例の植樹祭りがあるんですね。歩いて15分程度で行けるそうですが、当日は雪が深く行けませんでした。
55.植林をしている山の入り口に交流センターがありました。すばらしい太さの木で作られている建物です。ちょうど、地域の子ども会のイベントが行われていました。地域で活動している団体の方々とお話をさせていただきました。
56.小正月で面白い飾りがしてありました。クリの木に「かちの木」で作った棒がつるしてあります。表皮をむいてあるのとむいてないのがぶる下がっています。「あわ」と「ひえ」を現しているそうで、豊作を願ってのものだそうです。
30.起工式が終わった後、舟をテーブルに参加者全員で作業の無事を祈りながら、祝杯をあげました。舟の底板がテーブルというのもなかなか雰囲気があります。
最近では、なかなか、舟に使用できる材もなくなってきているそうです。棟梁は材木屋と一緒に森を見て、木の育っている場所を確認した後、舟に使える80年物の木を5本程度を選び、その中から優れたもの3本程度に絞り込むそうです。
27.お盆に載っているコップがお神酒で、その向こう側のコップが海水です。
木は切ったとたんに真水がかかると腐るそうですが、海水だと腐りません。
海水で適度に湿った状況にしておくと何年でももつそうです。
有名な唐桑の和船づくりの棟梁の岩渕さんに和船をつくってもらうことになりました。
作成過程をシリーズでお伝えします。
1月14日に起工式、3月には、横浜市金沢区の海の公園で進水式を行う予定です。
漁師さんから艪のこぎ方を教わりましょう。