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2011年4月10日 (日)

釜石湾漁業協同組合の物資支援1

以前からアマモ場再生の活動で支援してくださるなどでお世話になってきた横浜建築スタイルの和智さんが、三陸の人たちのために物資を届けたいと言ってくださった。我々としても支援を考えていた矢先であったので、これはありがたかった。仕事の関係で使っている日通の倉庫を利用し物資の集積と仕分けができる。また、運搬のトラックも手配してくださることになった。これにより夢ワカメワークショップを中心として活動する各団体、全国の漁師が集まって作っている会社エンジョイ・フィッシャーマンが協力してくれることになった。

義援金も釜石湾漁協の復興のために役立てたい。これは、ここ10年に渡り、東京湾を美しく豊かにしていきたいと活動してきた夢ワカメワークショップを釜石の漁業者を中心とする人たちが支援してくてくれたという恩義があるからだ。夢ワカメの初期のころ、どうにも困っていた時を助けてくださった方々だからだ。それ以来、毎年のように子どもたちを連れ、釜石を訪問している。こういう時こそ、恩返しがしたい。広く行き渡るような支援も必要かもしれない。しかし、申し訳ないが、私たちはこの人たちの支援がしたいと思ったのだ。

これによる呼びかけで集まった物資はなんと10t以上。なんともありがたい。4月2・3日で物資の仕分けに集まってくださったボランティアの方々の数、何と62名!しかも手慣れている。それでも10tの物資を仕分けるのに、まる一日の時間がかかった。本当に感謝するしかない!ありがとうございました。

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集まった物資だが、やはり衣類が多い。残念ながら、これは送れないというものも多い。送れないというものでも、フィリピンでは役立ててくれるそうだ。今回役立てられない衣類などは、フィリピンへの支援物資として活用させていただくこととした。そうしたパイプを持っていた参加者がいたことも心強かった。医薬品、食糧が少ない。震災から3週間、民間援助の手も少しずつ入り始めていることから、物資も充実してきつつあるらしく、一方で、ごはんのおかずが欲しいとか、生鮮品がおけないので冷蔵庫が欲しい、洗濯機の前に100人以上の人が列を作っているという話も伝わってきていたことから、今回は急きょ、冷蔵庫、洗濯機、発電機を物資の中に入れた。これも参加者の中にリサイクルショップの方がいたことで調達することができた。こういう時の多業種のネットワークというのは本当に心強い。

JEANの小島さんからの紹介で、愛知県は表浜ネットワークの田中さんも、仕分けされた状態の物資をダンボールで120箱分、送ってくださった。また、joyFのネットワークで全国の漁師さんたちがそれぞれの地方から食材を送ってくださった。これも本当に感謝しています。

後日、分かったことだが生鮮品不足からの野菜の欠乏対策で野菜ジュースとかトマトジュースなども有効だそうだ。

後日、搬入先で分かったことは、ここまで仕分けしても、さらに細かく内容物数量を書き込まないと、避難所で必要とするものを集積地で探し出して持って行くことは、さらにたいへんな労力が要りそうだということだ。出来る限り数量も入れて細かく、さらにそれをリストにして送り込むというほうが親切なのだろうと思う。

初期段階の必要とされるものは一般車両が入ることが困難なために自衛隊や米軍、あるいは政府や自治体からの支援で賄われるものの、数が少ない。逆に一般からの支援物資が届き始めるころには、必要とされるものが刻々と変わってきている。時期に分け、必要物資のリストの統一規格をつくり、どの地域に何をどれくらいとコントロールできる物流の機能は、物流の専門家にやっていただきたいと思った。

これを、優先度の高い順に4tトラック、3tダンプ、2tトラック、ハイエースの4台に積み込んだ。さまざまな形状のダンボールがあるので、積み込みが難しい。佐川や日通の統一規格のダンボールがありがたかったが、いかんせん数が少なかった。それでも日通には相当に助けていただいた。空気を運ぶのはもったいないからと言って、最後は空隙にはすべて衣類を詰め込み、満載の状態にして行くこととなった。今回は、和智さんがトラックを手配してくれたものの、長期で支援を続けるためには、この運送費捻出方法も、今後は考えていかなければならない。

今回は現地からの要望で、酒とタバコも入れた。現地の人たちと気心の知れた仲間たちが集めてくれた。初期段階とは違い、こうしたものも重要なのだろう。何しろ、ずっと緊張感が続いたままになっているのだ。

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4月3日18:00出発。かばんには、現地でお亡くなりになった方のために線香を忍ばせた。緊張した気分で少しハイになっている自分に気がつき、被災している人のために、落ち着かなければと自分に言い聞かせながら、この寒い夜を現地の人たちはどのように過ごしているのだろうと考えると、なんともやるせない気分になった。(続)

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